アネストワンで使っている、北海道産ナラ無垢床材工場を訪ねて・・・
出張シリーズ、北海道を訪ねて・・・
こんにちは、
青山信春です。
私どもで、標準として使わせていただいています、
北海道産ナラ無垢床材の工場を訪問しました。
今やナラの無垢材は、貴重な樹種となっており、価格も
さることながら、生産も限られているそうです。
また広葉樹の床材は、針葉樹と違って、圧倒的に手間も時間もお金も
かかるそうですヨ。
今回見学した工場は、北海道の南端にありまして、
津軽海峡を挟んで写真の左奥に見えるのが、青森県です。
海岸沿いに工場があることに、実は意味がありまして・・・
津軽海峡からの海風が絶え間なく吹き続き、しっかりと自然乾燥
してくれるそうですヨ。(無垢材は乾燥が命っ)
小学校を移築して建てられた倉庫もたまらないですっ。
原板が規則正しく積まれ、3~4か月ほど乾燥させます。
水分を30%までにしていきます。
手間をかけて、ゆっくりと水分を飛ばしていくんですネ。
無垢板が、愛おしくなりました。
う~ん。絵になるっ。
そして、人工乾燥機にいれますヨ。
端材などを燃やして、乾燥させていきます。
このボイラーも相当古いそうですねん。
巾をそろえながら、様々な加工が行われます。
一次加工・二次加工・三次加工・四次加工まであるそうですヨ。
何回も検品が行われていきます。
(無垢材はそったり、割れたり、大変なんです)
私どもで使っています節ありの床材は、このように節処理
が行われます。昔であれば、はねられていた材料でしたが、
今やこの節ありの方が人気に・・・
こうして、様々な手間と時間をかけながら製品化されていきます。
また、感心しましたのが、若い方々が多く働いてみえた事です。
将来が、安心です。
北海道産のナラの木も、長い年月をかけて成長し、
そして、長い時間をかけて丁寧にフローリングに加工されます。
私たちも今後更に、無垢材の魅力をしっかりと伝え、
丁寧に工事し、愛着持って、永く使って行きたいものです。