下駄箱の仕様を考える
2020/08/31
先日、お引き渡し前の社内検査をさせて頂いたT様邸。
トイレの壁がタイル貼だったり、間接照明が使われていたり、レトロな水栓や手洗いが付いていて
とっても印象的でした。
個人的に「おおっ」と思ったのが下駄箱部分。
下駄箱がオープン収納になっています。
靴が一覧できて見やすいし、
手前の化粧柱が廊下と下駄箱の間にやんわりと仕切りのような効果があるように感じました!
靴の収納は”隠す派”の方が多く、具体的には”扉付の下駄箱”にしたり
”シューズインクローク”の形式にして、いずれも玄関からは見えにくい場所に設置することが多いです。
ただ、扉で隠してしまうと一覧性がなくなってしまうので「こんな靴持ってたっけ?」と忘れてしまったり、
下駄箱自体が土間に面している事が多いので急いでいると靴を選ぶのに2度履き替える手間が増えてしまうのがデメリット。
(そうでなければ素足で土間を歩くことに…)
シューズインクロークは間取りによってはウォークスルー型にする方法もありますが、
通路分の広さが必要になるので特にマンションでは現実的でない場合も多いです。
このレイアウトだと履く前に靴が選べるし、玄関からは死角になっているし、
玄関からも廊下からも1歩入ったところに靴があるので、靴の至近距離に近づくこともなく。
玄関の上り口も2方向あるので、大荷物を仮置するにもきっと便利。
大人数で出入りするときも使いやすそうです。
丸いドアノブ×白い板張りのドアも可愛かったです。
榊原