木・漆喰・モールテックスのメンテナンス
あっという間に年末が近づいてきています。
年を越す前に、大掃除と合わせて家のメンテナンスもできると良いですね!
そこで、アネストワンのつくる空間でよく使われる素材のメンテナンス方法を簡単にご紹介しようと思います。
1.木
床に使う無垢フローリングや、家具などに使われる突板など、アネストワンでは木の風合いがより感じられるオイル塗装で仕上げることが多いです。
経年とともに、表面のオイルが乾燥してきたり、木の表面に皮脂汚れや黒ずみが付着したりしてくるので、定期的なメンテナンスをするのがオススメです。
基本的には専用クリーナーで拭き掃除後、仕上げ用のオイルを塗って完了ですが、
無垢の場合は、拭いても取れないシミや汚れ、すり傷はサンドペーパー(紙やすり)を使って削り取ることができます。※突板の場合はサンドペーパーは使用しないでください。
①180番のサンドペーパーを木目に沿って動かし、汚れを取る
↓
②240番のサンドペーパーでやすり掛けし、最後に320番で表面を整える
↓
③削った箇所に、仕上げと同一の塗料をすり込むように塗り、最後に乾拭きする
(詳しくは、トリノス冊子最新号Vol.43に掲載されていますのでぜひご覧ください!)
オイルを塗り重ねていくと、木の美しさがより引き立ちますし、経年美化していく様子を楽しむことができますよ。
2.漆喰
漆喰は、ビニールクロスのように紫外線で黄ばむこともなく静電気で黒ずむこともないので、基本的にはメンテナンスフリーです!
ですが、角などに物をぶつけてしまってポロっと欠けてしまったり、汚れた手で触ったりして黒ずむこともあります。
その場合は、セルフで割と簡単に補修できるんですよ。
↓過去のブログで漆喰のセルフ補修についてご紹介していますので参考までに…
軽い表面上の汚れは消しゴムで頑張って、それでも取れなかったらメラミンスポンジで削り落とすときれいになります。(削りすぎ注意!)
欠けた場所には、上記の過去ブログに載っているやり方で、上から塗り重ねるときれいになりますよ。
3.モールテックス
アネストワンでは、キッチンの天板や壁・床などに使うことが多い素材です。
施工した時の最後の仕上げ材によりメンテナンス方法が多少異なりますが、浸透系の仕上げ材で仕上げた場合は石鹸系の汚れ防止剤フニッシュSAと、保護ワックスのBEALWAXを使います。
↓こちらも過去のブログで詳しいメンテナンスをご紹介しています。
フィニッシュSAは、ほのかに石鹸の香りがして、塗布すると汚れも落ちてさっぱりとした質感になります。
BEALWAXは、少し臭いがするので臭いに敏感な方は換気を十分にしてから塗布してくださいね。
ワックスを塗るとほんのりと艶が出て、きれいになったのを実感できると思います。
アネストワンのアンテナショップ「巣まいと暮らしの店トリノス」では、
家具用のオイルやモールテックスのメンテナンス材を販売しておりますので、ぜひご利用ください。
山下