松本箒

2020/01/15

皆様 今年もよろしくお願い致します

年末年始のお休みを利用して長野まで子供たちを連れてスキーに行って参りました。そういえば丁度一年前に、同じ様にスキーに出かけた帰りに「松本箒」を手に入れようと塩尻に寄ったことを思い出しました

こちらが、松本箒を今でも原料であるホウキモロコシから生産している 「米澤ほうき工房」さんです

松本は箒作りが昔から盛んで、150年ほどの歴史があります以前は100件を超える担い手があったのですが、今では数少なくなってきています

写真の方は2代目と3代目になります。ひとつひとつ手作業で行われている様子を見学させて頂く事ができました

いろんな工程を経て一本の箒が作られていきます

いろんな色の麻糸で仕上げられています。きれいですよねー

いろいろな種類があるのですが、この写真の手前の短い物は「荒神箒」といいます。昔の農家でかまどの上に祀っていた「荒神さま」は、かまどを守り火を防ぐ神で、農業全般の神ともされたそうで、そのかまどを清める時に専用に使われたものです。そして奥に飾ってあるものは40年程経っているものだそうで、まだ十分にその役目を果たすそうです

お母様がわざわざ、私の娘たちにちっちゃな箒を作ってプレゼントしてくれました。

そして、我が家はオレンジの麻糸の箒をGET致しました!その使い心地と手に馴染む感じ、重さなど、やはり手作りの良さと伝統を感じる代物です。米澤ほうき工房様、その節はどうもありがとうございました。大事に使わせて頂いています。

「経年を楽しむ」ものが我が家にまた一つ増えたという出来事でした。

  田中 芳治