施主様にきく 家づくりストーリー

暮らしを、つなぐ。

I様ご家族の紹介

お庭で咲いたお花を挿していつもお部屋に華やかさを添えられているお母様と、働き盛りで子育てに励みながら、忙しくも充実した日々を送っていらっしゃる娘さんご夫婦、そして3人のお子様の6人家族です。


これまでの思い出を大切に今の家でお住まいでしたが、家族構成が変わってきたことからリノベーションを決意されました。
植物や料理、恐竜など…書斎には好奇心旺盛なお子様たちやご家族それぞれの興味のある本がズラッと並べられています。
新しい世代へとつなぐリノベーションについて、伺いました。

リノベーションを選んだ理由は?


元々の広々した空間と落ち着いた色調が好きでした。
構造もしっかりしていましたし、なにより家族の思い出がたくさんあるこの家を建て替えることは考えていませんでした。

きっかけは築30年以上が経過し水回りの老朽化が気になってきていたことでしたが、もとより収納の少なさや段差の多さ、冬の風呂場がとても寒いことなど家への不満もそれなりにあったので、それらの不満を解消しつつ家族に合った間取りに変更し落ち着いた色味でシンプルにできれば・・・とリノベーションをお願いすることに。


水まわりの位置を大きく変えたりはしませんでしたがダイニングを中心にリビングとキッチン、サブリビングを配置したので家族が集いやすい空間になりました。

今まで明るく広々としていた空間を区切るのは少し抵抗があったのですが、漆喰壁の柔らかい色で圧迫感は緩和されましたし床暖房が効くと部屋全体がほんのり暖かくてとても良いです。
こだわりはあまり無く、どちらかと言うとお任せしていたのですが、コーディネーターさんが膨大な選択肢から我が家に合った提案をして下さるのを見て凄いなぁと。
設計担当者さんが話しながらサラサラと描く絵も上手で感動しました。(笑)
リノベーションされたお家は、いかがですか?


実際に住んでみると、繋がりのある空間を残しながらも程よく区切られた部屋は落ち着けて良かったです。
無垢のフローリングは肌触りが気持ち良く仕上がりが素敵なのはもちろんですが、小さな傷とのお付き合いは覚悟した方がいいかも。疲れて帰ってきた時、ゆらぎのある漆喰、優しい色調で自然に近い木目、まろやかな色合いのペンダントライト、落ち着いた色のカーテンなど…この空間に癒されていくのを感じます。
サッシを入れ替えて床暖房にしたダイニングには、冬場は特に陽だまりに集まる猫のように家族が集まってきます。
とは言っても慌ただしい毎日の中でなかなか急に余裕のある生活にはなりませんが。(笑)

家族の好きな場所を挙げるなら、母は暖かくなったお風呂と使い勝手のよい水回り、そして書斎付きの自室でしょうか。
私たち夫婦と一番上の子はダイニング。
子供に勉強を教えたり、仕事をしたり、好きな色味の空間が落ち着くんです。
二番目の子はリビングを自室のようにしていますね。
三番目の子は階段を上るのがワクワクして好きみたいです。

遊びに来てくれた友達は、オシャレで素敵だと言ってくれます。
まだ住んで間もないので、これから時間をかけて新しくなった家を楽しみたいですね。
リノベ-ション後、生活は変わりましたか?


正直言うと、あまり変わっていません。
素敵な家になって掃除が好きに!を期待されているかもしれませんが(笑)
良い意味で家族のチームワークは変わらないのは有難いですね。

今まで通り母と私が食事を作り、朝の子ども達の見送りや洗い物は夫が担当。
掃除はできる人がやれる時に。
皆それぞれが充実した毎日を過ごしているので家の中をオシャレに飾ったり、ゆったりとした時間を過ごしたりするのはもう少し先になりそうです。
余暇の時間が出来たら書斎をカスタマイズしたいですね。
絵を飾ったり、音響を整えたり。

タイトルの「liber」はラテン語で「書物」という意味。
知識欲や探究心を忘れないようにしたいという家族皆の想いからイメージしました。

家族と過ごしてきたこの家を古くなったからと言って変えてしまうのは、残念で淋しい気持ちが強くありました。
雑貨やインテリアでもそうですが、思い出のモノは簡単には捨てられません。
他の人から見たらカッコ悪かったり、オシャレではないかもしれませんが“使い続けて遺していきたい”という我が家の想いにはリノベーションが合っていました。
これからまた新しい思い出を刻んでいけそうです。
物件情報
所在地:名古屋市名東区
種別:戸建リノベーション
延床面積: 204.05㎡
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