施主様にきく 家づくりストーリー

暮らしを、つなぐ。

I様ご家族の紹介



「和」や日本らしいものがお好きなご夫婦、そしておそろいの洋服が愛らしい双子の女の子の4人家族。ご夫婦それそれが手ぬぐいのコレクションをされていたり、歴史のある心落ち着くような場所へ出掛けるのが共通の趣味だそうです。
また、ミシンが得意で洋服作りをライフワークにされている奥様。新しく作ったカウンタースペースで子供たちを眺めながらミシンを走らせていらっしゃいます。
リノベーションのきっかけと過程について教えて下さい



子供たちを育てるのに適した家に住みたくて、本当は日本家屋を購入したいと思ったのですが、金額的に到底叶わずでした。
そこで、リノベーションなら私たちらしい家づくりを限られた予算で叶えられるのではと思いました。以前に雑貨屋さんで見つけたアネストワンの冊子でデザインセンスに惹かれて、一緒に物件探しからはじめることに決めました。
家はアイデンティティをつくる基礎で、感性の元となる場でもあるので、子供たちの今後を考えて丁寧にひとつづつ選んでいきました。まだ子供が小さかったので集中して打ち合わせができないのが大変でしたが、
寝静まった後にネットで画像検索をしてはイメージを膨らませていました。引き出しの取っ手やモザイクガラスの柄選びなども自分たちでできて、「私たちのための家」が出来るんだなぁと打ち合わせは毎回ワクワクしていました。想像し始めると興奮してなかなか眠れなくなったりしましたね。
どんな点にこだわりましたか?



まず、リビングに家族みんなが集まるような家にしたいという思いがありました。子供たちがこれから自分の部屋をもった時に、そこにこもってしまわないようにしたくて。自然にみんなが集まってくる空間をめざしました。
床の色やインテリアには、和の重厚感を出せるように濃いめの色を使いました。ただ、設計の方と相談してナチュラル色の木材も取り入れて、子育てする事も配慮した色使いや間取りにしました。
吹上のアンティークマーケットや、岐阜の古道具屋さんに足を運び、ガラス戸や掛け時計などを購入しました。ガラス戸はイメージやサイズ、枚数が合わず断念したり探すのに苦労しました。
遊びに来た友人は口を揃えて「二人らしい家になったね」と言ってくれるので、こだわった分私たちらしさがよく出ているのかなと感じています。今後はアンティークのちゃぶ台が欲しいと思っています。
暮らしはどのように変わりましたか?



家族4人揃って朝食を食べたり、子供たちが仲良く遊んでいる様子を眺めながら家事ができるようになったり、とても幸せな生活だなと感じています。天体観測ができるように設置したウッドデッキも、私たち家族お気に入りの場所になっています。
リノベーションをしたことで、今までの暮らしの中では味わうことができなかった時間の過ごし方や、ふとした小さな幸せに気づくようになりましたね。これから子供たちが大きくなっていく中で、この新しい住まいが良い影響を与えてくれるような気がしています。
家具やインテリアについては、飽きの来ない長く愛されてきたベーシックなものにこだわって取り入れてきました。今回も、障子や日本製のレトロな中古建具を選んだことで、より趣のある和の雰囲気を引き出せたのではないかと思っています。
これからは、部屋に子供たちの絵や工作を飾っていきたいです。より自分たちらしさの詰まった家づくりを続けていきたいと思います。
物件情報
所在地:名古屋市郊外
種別:マンションリノベーション
専有面積: 96.63㎡
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